誰もが一度は耳にしたことがある栄養素、ビタミン。
人間に必要な6大栄養素の一つで、非常に重要な栄養素なのですが、
ビタミンA、B、C、D……。と様々な種類があるため、ビタミンのすべてを理解している方はなかなかいないのではないでしょうか。
これから2回に渡って、そんな「ビタミン」の効果と種類について、
詳しく解説していきます。
ビタミンの役割とは!?
では、そんな重要な機能を果たすビタミンが不足すると、人体にはどんな影響が出てくるのか?
簡単にいうと、身体のありとあらゆる機能が不調をきたすため、壊血病、脚気、ペラグラ、悪性貧血、くる病などを発症する可能性があります。
ビタミンの種類について
皆さんもなんとなくご存じかとは思いますが、一口に「ビタミン」と言っても、
それには様々な種類があります。
ここでは、ビタミンの種類について、網羅的にご紹介します。
水溶性ビタミン
まずビタミンは、水に溶けやすい「水溶性ビタミン」と、水に溶けにくく脂に溶けやすい「脂溶性ビタミン」に大別されます。
このうち水溶性ビタミンは、尿の中に溶けだして体外に排出されやすい性質を持っているため、必要以上に摂取した場合でも体内に残ることはほとんどありません。
そのため、過剰摂取による過剰症はほとんど見られません。
水溶性ビタミンに該当するのは、ビタミンCとビタミンB群です。
ビタミンB群が8種類存在するので、水溶性ビタミンは全部で9種類です。
水溶性ビタミンの種類
ビタミンB、ビタミンC
脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミンは水に溶けにくく、油やアルコールに溶けやすい性質を持つビタミンです。
そのため、油と一緒に摂取すると、効率よく吸収することが出来ます。
しかし、水溶性ビタミンと違って、尿に溶けて対外に排出されることがないため、
体内に蓄積されてしまいます。
そのため、摂りすぎると過剰症になる危険性もあるので、その点は要注意です。
脂溶性ビタミンの種類を以下にまとめます。
脂溶性ビタミンの種類
ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンK
コラム
ビタミンDを作るには日光を浴びる必要があるってよく聞くんだけど、
実際のところどれくらい日光を浴びたらいいの?
あまり紫外線浴びたくないし、日焼けもしたくない……。
なるほど。確かに紫外線は敵だもんね。
でも、ビタミンDを十分に作り出すには、日光を浴びることはマストだからね。
といっても、長時間浴びる必要は全然なくて、冬以外は1日5分くらいで十分!
え、それくらいでいいの!?それならまあ何とかなりそうだね。
でも、わざわざ日光を浴びてまでビタミンDを作ったとして、どんないいあるの?
様々効果はあって、今ビタミンDの効果は世界中で注目されているの。
中でも有名なのは、体内のビタミンD濃度が高いと、大腸がんのリスクが減る、
という効果かな。
美容に気を遣うのももちろん素敵ですが、美容と健康はセットだと思いますので、
美容も健康も両立できるように、適度に日光を浴びてほしいです!
以上です。
後編では、ビタミンの特徴と、日本人のビタミン摂取状況について、
もう少し詳しくお話ししていきます!