コラム

身体を動かす潤滑油!? 「ビタミン」の効果と種類を解説!~後編~


こんにちは!

前回の前編で、ビタミンの効果と種類について、ざっくりと全体像をお伝えしました。

後編の今回は、ビタミンの性質や特徴、日本人のビタミン状況などについて、お話しできればと思います。

だから“旬”が大事!季節によって変わるビタミン含有量!

栄養に気を遣うようになると、食事の量や食べる物の種類と同時に、

「旬の野菜を食べましょう」と言われた経験、ありませんか?

実これ、各野菜のビタミン含有量が、季節によって大きく変わってくるからなんです。

逆に言えば、各野菜が一番ビタミンを含んでいて、栄養価が高い時期を“旬”な時期と呼ぶわけです。

季節によってどれくらいビタミンの含有量が違うのか、

一つ例を挙げるとするなら、冬が旬なほうれん草が好例です。

旬な12月には90mgほどのビタミン含有量が、

真逆の季節の9月には20mgまで減少します。

その差は何と4倍以上!

ぜひとも旬な食材を摂取するようにしましょう。

ビタミンはすぐに失われる!?調理方法にも要注意!

前回、ビタミンには、水溶性のものがあるとお話ししたのを覚えておいでしょうか。

ビタミンが水溶性、すなわち、水に溶けやすいといことは、水で洗ったり、茹でたりという調理の過程で、いとも簡単に失われてしまうということです。

また、その他にも、熱や光に弱かったり、酸化されやすかったりする種類もあるため、

ビタミンの調理方法には十分な注意が必要です。

特にビタミンCは、最も失われやすい種類で、水溶性でかつ熱にも弱いため、

あらゆる調理方法の途中過程で失われてしまうことになります。

あれだけテレビCMなので「ビタミンC」と叫ばれているのは、

これが原因でもあるわけです。

冷蔵庫の中でもビタミンは失われる!?

さて、調理の過程で大量に失われてしまうビタミンですが、

保存しているだけでも失われてしまうから厄介です。

しかも、常温で保存している場合だけでなく、冷蔵庫で保存している場合でも、

ビタミンは着実に失われていってしまいます。

とはいえ、冷蔵庫で保存した方が、ビタミンが失われにくいのは事実で、

例えばキャベツを14日間保存した場合に、外葉に含まれるビタミンは、

常温(20℃)の場合は約45%、冷蔵(5℃)の場合は約17%失われます。

日本人のビタミン摂取量は十分か!?

さて、これまで見てきた内容だけで、ビタミンを十分な量摂取することの難しさを感じていただけているのではないでしょうか。

ということで、当然日本人は、ビタミン不足です。

サプリメントで補って初めて、摂取推奨量とほぼ同量くらいで、

食事のみで摂取できるビタミン量は、大きく不足しています。

さらに、調理によって失われているビタミンもあるため、通常の食事から摂取できるビタミン量は、圧倒的に不足しています。

ビタミンは、食事で摂るのが難しい分、サプリメントなどで十分な量を補う必要があります。

他の回にはなりますが、ビタミン摂取に役立つ製品なども紹介していきますので、

乞うご期待!

-コラム
-